2024年3月9日、福山サービスエリア(上り線)フードコートにオープンした「とんかつと豚肉料理 平田牧場」。
西日本エリア初出店となる今回のプロジェクトのキーパーソンである、株式会社平田牧場の事業本部営業部部長・玉貫志郎さんにお話を伺いました。
両社の企業理念が共鳴して生まれたパートナーシップ。
山形・宮城・東京を中心に店舗を展開してきた平田牧場。
1964年の創業から、今年で60周年を迎える歴史ある企業です。創業当時から、豚の品種開発、子豚生産から肥育までを手がけ、さらに加工部門の自社運営など独自の一貫生産・加工流通システムづくりに取り組んでこられました。「実は私、学生時代にアルバイトとして平田牧場で働き、そのまま社員になったんです」と語る玉貫さん。それほどまでに、魅力的な企業なのだと感じました。両社の出会いを発端に、平田牧場の「健康創造企業」という企業理念と、弊社の「安心・安全」を何よりも大切にする思いが共鳴したことが、今回の出店の大きなきっかけとなりました。
手間と時間をかけて育てた最高の豚だからこそ。
福山サービスエリア内の店舗で一番の人気メニューは「三元豚ロースカツ膳」。
豚肉本来の旨味が感じられる赤身と、甘みのある脂身のバランスの良さを存分に堪能できる一品です。
使用している食材は、すべて平田牧場からダイレクトに供給されているものばかり。
特に、豚肉に対するこだわりは並々ならぬものがあります。「とにかく、きちんと手間と時間をかけること。飼育環境は国の推奨する広さの約1.4倍ある開放型豚舎で、伸び伸びと育てています」と玉貫さん。
飼料にもこだわり、遺伝子組み替えを行っておらず、ポストハーベストフリーの穀物だけを厳選しているのだそう。
衣に使用しているパン粉も、改良に改良を重ねてつくりあげた無添加のオリジナルのものを使用しています。
豚肉やパン粉、揚げ油といった原材料すべてに対する徹底したこだわり、これこそが平田牧場のトンカツの抜群のおいしさの秘密なんですね。
SAのフードコートという既成概念を覆す店舗に。
「創業60周年という記念すべきタイミングで、西日本にはじめて情報発信基地的な店舗を出店できたというのは、平田牧場にとっても大きな一歩になりました。
店舗として美味しい料理を食べていただくのはもちろん、平田牧場というブランドやその企業理念をよりたくさんの方に知っていただくきっかけになれば」と玉貫さんは語ります。
サービスエリアのフードコートと言えば、移動中の休憩時に手軽に安く食事を済ませるというイメージがあります。
そんな既成概念を覆すような店舗をつくろうという思いが、両社の中にありました。その甲斐あってオープン以来の客足は非常に好調で、確かな手応えを感じているとのこと。「人間、美味しいものを食べれば、必ず幸せな気持ちになりますよね。
やっぱり、一番は美味しくて安心・安全なものを楽しんで召し上がっていただきたいという想いがあります」今後は、テイクアウトのカツサンドの販売なども計画中とのこと。
これからも、この福山サービスエリアの平田牧場から目が離せませんね。